山の僧侶
2015年5月7日
日射しは日を追うごとに強さを増しています。
鏡野町の中心部から30キロほど北に走ると、県立森林公園に到着します。標高は約840メートル。冬の間は雪に閉ざされていた公園に、遅い春がやってきて、再び人が訪れ始めました。
鶯の鳴き声を聴きながら、歩道脇の木の根本を覗くと座禅草が咲いていました。落ち葉の上に丸くひっそりと咲く紫褐色の花は、うっかり見逃してしまいそうです。
座禅を組んでいるように見えることから、この名が付いたそうです。
見回すと、湿地のあちらこちらで、小さなお坊さんたちが、座禅を組んでいました。
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