冬木立
2012年12月5日
本社より北へ20キロほどのぼると、上斎原という集落があります。
車が山を登るにつれて、フロントガラスにたたきつけられる雨がみぞれに変わりました。
上斎原に到着して車から降りると、凍てつく北風が背中から脇を通り抜け、「ひえ〜」と思わず情けない声が出てしまいました。
同じ町内なのに、一歩も二歩も早く冬将軍がやってきていました。
暮れゆく空をバックに、たよりなく佇んだ冬木立。その寒々しさに、猫背がもっと丸くなりました。早くコーヒーの自販機の「あたたかい」を押したいと思う夕暮れでした。
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