木の上のいたずらっ子
2013年8月28日
会社の玄関脇にいがぐりが一つ落ちていました。
私たちの会社は森に囲まれているのです。
先日の豪雨に叩かれたのでしょう。
子どものこぶし程の大きさで、刺も青く柔らかそうです。
頭上の木を見上げると、葉っぱの間から若い栗が二つ、顔を覗かせていました。
まるで「いがぐり頭」のいたずらっ子が、こちらの様子をうかがっているようです。
「次は誰の頭に落ちようか。」
秘密の相談事が聞こえた気がしました。
「私の上には落ちないでね。」
小さくつぶやき、そそくさと木の下を後にしました。
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