稲架掛け(はざかけ)
2012年9月26日
稲刈りが終わった田んぼで、稲架掛けをしているのに出会いました。
刈って束ねた稲を乾かす昔ながらの光景です。雨に当たっても自然に水が流れ落ちる様に、穂を下にして掛けてあります。鏡野町近辺の方言では「はでかけ」と呼びますが、このような風景を目にする機会は最近では少なくなりました。
驚くことに、稲は刈り取ってからも葉や茎の養分を稲穂に送り続けます。稲架掛けをすることで、刈り取った稲を追熟させ、よりおいしいお米にするのです。乾燥させた藁も、敷き藁や牛の餌などに利用されていたものでした。
手間はかかりますが、半年間育ててきた稲を最後まで大切に見守っている農家の方々の想いが伝わってきます。
彼岸花がちょうど満開となっており、これで空が真っ青なら、もう言うことはありません。
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