月明かりのダム
2012年9月19日
奥津湖は、2005年に出来上がった苫田ダムの人工湖です。
出来たばかりの頃は、削り取った山肌が見えて、いかにも人工的だったのですが、周りの木が大きくなるにつれて、やっと落ち着いた風景となってきました。
月が太り始めると、月光で湖の風景を撮りたくなってきます。仕事を終えた後、車を10分ほど走らせました。月の明るさは、満月の時でも太陽の約40万分の1程度だそうです。そのままでは暗すぎますが、数分間シャッターを開けておくと、幻想的な写真になります。
陽が落ちると秋の風が肌にひんやりと感じられ、周りの草むらからは虫の声が途切れることなく聞こえてきます。
空を仰ぐと、小さな星は月の明るさに消されていますが、見覚えのある星座のいくつかが見えます。南西の方向に、さそり座の赤い心臓アンタレスが見えました。
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