ひとときの芸術
2012年9月12日
日中の日差しに夏の名残を感じながらも、秋の気配も色濃くなってくる季節になりました。
田んぼの中を通り抜けるようにして通勤していると、周囲の風景から季節のちょっとした変化を感じることができます。
稲穂は収穫まであともう一息となって黄金色に色づきながら頭を垂れ、それでいて稲の葉はまだ夏の名残りの青さを残しています。田植えの時期や日当たりの具合で田んぼ毎に色あいが違い、まるでパッチワークの作品のようです。青々と生命力に満ちた真夏の田んぼや、黄金色に輝く実りあふれる秋の田んぼも良いのですが、季節の移ろいが創る、この時季ならではの一時の芸術作品にも心惹かれてなりません。
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