日本名木百選に選ばれている「醍醐桜」が、今年も満開を迎えました。この桜は、車で小一時間かかる隣町にあるのですが、この時期だけは車が大渋滞となり、なかなかたどり着けません。
山頂に一本だけそびえ立つ桜の幹は、子ども10人が腕を回しても足りないほどの大きさです。
帰り道、醍醐桜を守る地域の方から「地上に出ている木の幹以上にたくましい根を、地中に深く張り巡らせているんだよ」と伺い、もう一度行ってみました。
目に見える優雅な部分を支えている根っこを想像し、人々が1000年もの間変わらず惹きつけられる理由が、少しだけわかった気がしました。