鍵湯
2014年12月10日
奥津温泉には、鍵湯と呼ばれる名湯があります。
昔、津山藩主がこの湯を気に入り、鍵をかけて帰ったことが名前の由来だそうです。
鍵湯に浸かると、少し熱めのお湯が冷え切った身体を芯からじんわりと温めてくれます。湯船の底の岩からぽこぽこと湧き出しているお湯は、ちょうど良い温度です。水を足したり、温めたりしないで入れる温泉は全国でもめずらしいそうです。
外を流れる吉井川の川底と一枚岩で繋がっている湯船の底は、ゴツゴツしていて、足の裏を程よく刺激します。自然の恵みそのままの温泉にじっくり浸かり、身体がぽかぽかに温まりました。
鍵湯を出ると、冬の冷たい風が心地よく吹いていました。
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