地蔵踊り
2012年7月25日
7月も終わりに差し掛かるころ、鏡野町の新町(しんまち)地蔵堂前では毎年「地蔵踊り」が行われます。約400年も前から受け継がれている地蔵踊りは、町指定の無形民俗文化財にも指定されています。
暑い一日が終わり、日が沈んでゆくころから人々が徐々に集まり、太鼓の拍子と音頭に合わせて踊られる地蔵踊りは、今年もやぐらを中心に地元の人々で賑わいました。
享保の大飢饉(18世紀)の際に歌舞・音曲の禁止令が出された時も、この地蔵踊りだけは災害厄除けの踊りとして一度も休むことなく毎年踊り続けられているそうです。
ベテランの大人たちの隣で、子供たちも一緒に舞い遊ぶ姿を見て、親から子へ、子から孫へ確かに伝統が受け継がれていっているのだと感じました。少子化に伴い、鏡野町も以前に比べて子供たちは少なくなりましたが、いつまでも地蔵踊りは続いていってほしいと思います。
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