なんてん
2013年12月18日
12月半ば、空気の澄む日が多くなりました。
苫田ダムのほとりに色着いた葉っぱに混じって、ナンテンの実を見つけました。正月飾りなどに使われており、昔から親しまれている植物なので、日本の野山に自生しているものだとばかり思っていましたが、外来種なのですね。平安時代に薬用あるいは観賞用として移入されたもののようです。
ナンテンは、中国では南天燭と言われます。燭(ともしび)の字のごとく、鮮やかな赤い実は遠くからでも目に入ってきました。
殺風景な冬の景色を彩る赤い実は、小鳥たちにとって有難い餌です。彼らによって、日本中の山に種が播き散らされたのでしょう。
今年も残りわずか、来年は良い年になりそうです。
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