生き物の息吹
2013年6月5日
鏡野町にある流通団地を通っていると、まるで絨毯の様に薄紫色の植物が広がっていました。「ラベンダーだろうか?」と思いながら近づいてみると、マメ科の牧草として知られるヘアリーベッチです。
道路の両端に広がり、ミツバチの蜜源になっています。大量の蜜と花粉に誘われて、他の種類のハチも飛び回っています。中でも一番目立っていたのがクマ蜂です。黒い大きな体で、近づいても全くひるまず、振る舞いに余裕があります。
花畑のどこにいても「ブ〜ン」と羽音が聞こえます。羽音の高低は、羽ばたきの回数により異なり、ミツバチは毎秒約190回に対し、クマ蜂は約120回の為、低く大きな音が出るのだとか。
クマ蜂は姿も羽音も威圧感がありますが、とても温厚な蜂です。
見た目とは裏腹に、せっせと蜜を集める姿に、「危険な生き物だと誤解していてごめんね」という気持ちになりました。
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