当社がある鏡野町のお隣、勝山町に、母とむすめと3人で行ってきました。
勝山では、毎年三月初旬に、のれんの掛かる街並みの店先や庭に雛人形が飾ふとられ、町全体がひな祭り一色となり観光客を楽しませています。
平安時代から代々守り継がれてきたお雛さま、昭和の香りのする七段飾り、そしておしゃれな現代雛たちが、各家々にすました顔で鎮座していました。
子どもの健やかな成長を祝い、病気やけがをしないよう、願いを込めて飾られてきたお雛さまを見ながら、母になった私は胸が熱くなりました。
そして我が母はば〜ばとなり、「孫のために買わせてよ〜」と、小さな木彫りのお雛さまが我が家にもやってきました。

雛飾りつゝ ふと命惜しきかな 　立子