カンボジア教育支援活動

小山内美江子さんのご訃報に接し、心よりお悔やみ申し上げます。
当社の社会活動、カンボジアに学校を作る活動へのお力添えを頂きました事に深く感謝申し上げますとともに、ご冥福をお祈り申し上げます。

マニャプロウ小学校の生徒の皆さんとの記念写真

当社は、2008年から「認定NPO法人 JHP・学校をつくる会※(以下JHP)」と協力して、カンボジア教育支援活動を行っています。毎年1棟の校舎を建設、寄贈しているほか、情操教育(音楽・美術)の普及活動も支援しています。
2023年12月には、寄贈14校目のマニャプロウ小学校が完成し、2024年1月に寄贈式を行いました。

400年以上も前から日本と交流のあるカンボジアには、長い内戦時代がありました。
内戦が終わって30年近く経った今でも、崩壊した教育環境や貧困問題、多くの地雷が残るなど、内戦の爪痕が残っています。
当社は、荒廃した国家を立て直していくには、人の教育が何より大切だと考え、教育支援活動に取り組んでいます。

年度 新校舎建設先 寄贈年月 備考
2023年度 マニャプロウ小学校 2024年1月  
2021年度 タナック中学校 2022年7月  
2019年度 トゥールスノール小学校 2020年6月  
2018年度 ドーントリー小学校 2019年6月  
2017年度 タックラー小学校 2018年5月  
2016年度 ソクサン小学校 2017年1月  
2015年度 マナウ小学校 2016年4月 2018年4月補修
2014年度 サーコー小学校 2015年7月  
2013年度 ロールォ小学校 2014年4月
2012年度 ポートム中学校 2013年2月 2022年5月追加支援
2011年度 スラッブレイン中学校 2012年3月  
2010年度 トゥールロケアン小学校 2011年3月  
2009年度 スラチーニエン小学校 2010年3月 2023年12月追加支援
2008年度 トゥールプルム小学校 2008年8月 2016年4月補修
1 JHP・学校をつくる会
脚本家の小山内美江子氏が湾岸戦争をきっかけにヨルダン難民キャンプに出向き海外ボランティア活動を経験し、その後カンボジアへの学校建設の重要性を実感したことから、1993年に結成されたボランティア組織。学校建設のみならず、現地での美術や音楽などの情操教育にも注力。また、ネパールでも学校建設事業を展開している。2004年には「認定NPO法人」として認可が出る組織にまで充実。寄贈した学校は340棟を超える。

JHP・学校をつくる会 代表 小山内美江子さんからのメッセージ (2008年 当時)

どれほど勉強をしたくても、学校がない、先生が居ない国があるなんて、皆さんは想像できますか?でも長い長い内戦で学校も先生も押し潰され、人々は生きるのにやっとだったのが、カンボジアという国でした。
その内戦が終わり、平和に向かって歩き出したのが1991年のことです。そこで私たちは学校を1校ずつ作り、先生を育てることにしましたが、とても大変でした。
それを応援してくれたのが山田養蜂場の皆さんです。学校をつくりましょうと言ってくれました。物を学び、それを人が生きて行くための知恵にできれば、人は幸せになれるのです。
出来上がった学校の名前は「ミツバチ小学校」で、贈呈式に来てくださった山田社長に、子供たちは目をキラキラと輝かせて、「一所懸命に勉強して、教師になる、お医者さんになって人を助ける、私は村のみんなに栄養が行き渡る食べ物屋さんになる」と言いました。嬉しいですね。
その夢が実現したらば、みんなが賢く豊かになるでしょう。
それは、まさに山田養蜂場のミツバチが運んで来た"希望"という未来への地図だと思いました。

小山内美江子さんのプロフィール
1930年 - 2024年。神奈川県出身。テレビドラマ「3年B組金八先生」、大河ドラマ「翔ぶが如く」など数々の人気ドラマの脚本を手がけた。1993年、カンボジアなどで学校建設や難民救済に取り組む認定 NPO法人「JHP・学校をつくる会」(当時は任意団体「カンボジアの子供に学校をつくる会」)を設立、以来代表として精力的に活動。2006年からは学生や社会人を対象に「国際ボランティア・カレッジ」を開講していた。
小山内美江子さん

現地を訪れた社員の声

学校寄贈式には、毎年社員が現地を訪問しています。

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