2008年度カンボジア教育支援活動
山田養蜂場は、「特定非営利活動法人 JHP・学校をつくる会(以下JHP)」と協働で、カンボジアのトゥールプルム小学校に新たな校舎を建設・寄贈しました。
2008年8月21日に行われた寄贈式には、教育省長官、JHP代表小山内美江子氏、弊社代表・山田英生に加え、日本からの学生ボランティア、現地の子供たちも参加し、総勢約800名で盛大な寄贈式が行われました。山田養蜂場とJHPでは、同小学校に「新校舎建設」・「美術教材配布」・「音楽・美術教育普及」なども支援しています。
- 小学校名は山田養蜂場ミツバチ小学校
- この名前には、カンボジアの子供たちに、ミツバチのように皆が仲良く、勤勉に学んで欲しい、という想いが込められています。
- 小学校寄贈の場所はカンボジア・バッタンバン州・モンルッセイ郡・コッコーコミューン・トゥールプルム1村落
- タイとの国境付近で、カンボジアの首都プノンペンから車で5時間の場所にあります。
- 授業の時間が大幅に増加
- 今回の寄贈により、もともと5教室しかなかったところに5教室が増えて、計10教室で授業が受けられるようになりました。
このため、これまで734人の小学生が3部制で授業を受けていたのが、2部制へと移行でき、授業を受けられる時間が大幅に確保できるようになりました。この結果、授業内容の充実を図ることができるようになりました。
- 日本の学生ボランティアも活躍と自身の学びに
- JHPの活動で特徴的なのは、全ての活動に、日本の大学生を始めとする青年ボランティアが参加することです。小学校建設の際に、必ずボランティアによる「赤いブランコ」が建設されます。学生たちからは「助けてあげたい、と思って現地へ行くと、逆に学ぶことばかりでした」という声があり、学校建設の活動は、現地の子供たちのためだけではなく、参加する日本の若者の教育にもなっています。
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文房具を手渡す弊社代表の山田
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文房具を手に、笑顔の子供たち
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ブランコで遊ぶ子供たち
カンボジア教育支援事業実績
- 学校建設
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カンボジアの子供たちの教育環境を整備するために、建設の要望を受けたトゥールプルム小学校に1棟5教室の校舎を建設し、併せて机、椅子、黒板などの備品を設置しました。また、付帯設備として、トイレ(1棟4室)と井戸、ブランコを建設しました。
- 教育支援
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音楽や美術教育の普及のために、合唱指導、音楽コンテスト予選の開催、美術ワークショップ、絵画集作成、美術指導者の人件費などの支援をしています。
- 絵画教材支援
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JHPが育成した教師が美術を教えている学校に対して、1校につき、50人分の教材を支援。2008年度は約18校を支援しました。
- 2008年カンボジア
8月隊派遣
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JHPが掲げる「日本人の顔の見える活動」の実践として、2008年カンボジア8月隊(約26名)のうち、学生17名のボランティア派遣を支援しました。
- 支援物資輸送
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各種教育支援事業を実施するために必要な教材、楽器、机椅子などをコンテナ輸送しました。
校舎建設から一年経ったトゥールプルム小学校の様子
トゥールプルム小学校児童インタビュー
トゥールプルム小学校教員インタビュー
トゥールプルム小学校学校情報
合計:14クラス、607名、教員8名(9月29日現在)