カンボジア教育支援活動

2010年度カンボジア教育支援活動

(c)武田憲久

株式会社山田養蜂場では、「特定非営利活動法人　JHP・学校をつくる会^※1（以下JHP）」と協力して、2011年3月、カンボジアのトゥールロケアン村に新たな校舎を建設、2011年3月10日（木）に寄贈式を行いました。
2008年より始まったこの活動は4年目を迎え、今回の寄贈が第3校目となります。
また、学校の建設に加えて、情操教育を目的とした音楽・美術教育の普及のための支援も行っています。現地で不足しているクレヨンや画用紙などの絵画教材を子供たちに配り、音楽コンテストの開催費や、美術や音楽の指導者への経済的な支援をしています。
今回の学校建設をはじめとする教育支援活動資金には、2009年末にお客様からご購入いただきました「2010年ミツバチの絵本チャリティカレンダー」の収益金とカンボジア学校支援基金へのご寄付（総額11,494,062円分）を充てさせていただきました。

小学校の所在地は、カンボジア・プルサット州　トゥールロケアン村: カンボジア首都プノンペンより北に228キロ。車で約4時間のところにあります。
3月10日（木）に行われた寄贈式では、合計578名（教育省次官のイン・テー氏、プルサット州の副県知事プイッ・ポワン氏、「JHP・学校をつくる会」理事の佐伯氏、今川氏、学生を中心とするボランティア、当社執行役員・村上浩を含む）が参加し、盛大に行われました。
小学校名は「山田養蜂場ミツバチ第三小学校」: この名前には、第一校目・二校目と同じく、カンボジアの子供たちに、ミツバチのように皆が仲良く、勤勉に学んで欲しい、という想いが込められています。
この学校には、近隣3村より276名の生徒が通学をしていますが、これまでの校舎は、1996年に修理をした木造校舎が1棟あるだけでした。また、校舎の屋根には穴があき、柱は虫食い、壁には大きな亀裂が入っているなど、教育の場としてかなりひどい状況でした。校舎の新設は長い間待ち望まれていたものです。
日本の学生ボランティアの活躍と自身の学びに: ＪＨＰの活動で特徴的なのは、全ての活動に、日本の大学生を始めとする青年ボランティアが参加することです。カンボジアでは小学校建設の際に、必ずボランティアによる「赤いブランコ」が建設されます。学生たちからは「助けてあげよう、と思って現地へ行くと、逆に学ぶことばかりでした」という声があり、学校建設の活動は、現地の子供たちのためだけではなく、参加する日本の若者の教育にもなっています。