カンボジア教育支援活動

2015年度カンボジア教育支援活動

当社は、2008年から「認定NPO法人 JHP・学校をつくる会※1(以下JHP)」と協力して、カンボジアの教育支援活動を行っています。毎年1棟の校舎の建設・寄贈や情操教育(音楽・美術)の普及活動を支援し、8年目を迎えました。
8棟目の寄贈となる校舎を、バッタンバン州にあるマナウ小学校へ建設し、2016年4月22日(金)に寄贈式を行いました。

8棟目の校舎名は「山田養蜂場ミツバチ第八小学校」

校舎名には、これまでに支援した学校と同じく、カンボジアの子供たちに、ミツバチのように皆が仲良く、勤勉に学んで欲しい、という想いが込められています。
4月22日(金)に行われた寄贈式には、現地生徒、教員、村民、ヒュン・シネー教育省次官をはじめとする来賓、JHPプノンペン事務所所長 木村 晋也(きむら しんや)氏、当社からは取締役 保坂 信仁(ほさか のぶひと)をはじめ、社員22名が出席しました。
寄贈式では、保坂が「皆さんが仲良く、楽しく勉強してくれることを、そして、この小学校から巣立った皆さんが、平和で幸せな国を作っていく若い力となってくれることを、私たちは心から願っています。」とあいさつしました。

子供たちと工作や外遊びで交流しました

寄贈式終了後には、マナウ小学校の子供たちと社員が一緒にミツロウキャンドル作りや外遊びで交流を深めました。
ミツロウとは、ミツバチの巣の原料で、蜂蜜を食べたミツバチが作り出すものです。今回は、日本からミツロウキャンドルのキットを持って行き、子供たちと一緒に作成しました。まず最初にミツロウとは何なのかを話し、その後作り方を説明して、皆で一緒に作りました。子供たちも普段家庭で使うことができるものなので、喜んでいました。みんな思い思いの大きさ、形で作っており、終わった後も「楽しかった」という声をきくことが出来ました。外遊びでは日本から持参したなわとびをプレゼントし、社員も汗だくになりながら子供たちとなわとびを楽しみました。

  • ミツロウキャンドル工作

    ミツロウキャンドル工作

  • なわとびを楽しむ子供たち

    なわとびを楽しむ子供たち

新校舎を建設したマナウ小学校について

マナウ小学校は、カンボジアの首都プノンペンの北西に位置する、バッタンバン州ムアンルッセイ郡タロスコミューン マナウ村にあります。
395名の生徒が通っており、12クラスあります。
新校舎が完成するまでは、2002年に支援によって建設された鉄筋コンクリート造の校舎だけでは教室が足りず、2クラスは隣接するお寺の調理場を間借りしていました。そこではクラスを仕切る壁がないため音が遮れず、2クラスがお互いに声を張り合いながら授業を行っていました。また、仏教儀式がある日は授業ができませんでした。
加えて、今年度の卒業生の2倍以上の生徒が来年度入学し、クラス数が増える予定のため、更なる教室不足が見込まれていました。

このような状況から、今年度はマナウ小学校へ1棟4室の校舎を建設することに致しました。

  • 間借りしているお寺の調理場での授業風景

    間借りしているお寺の調理場での授業風景

  • 壁がなく、赤い布で区切られているだけの2クラス

    壁がなく、赤い布で区切られているだけの2クラス

  • 現在使用している校舎の壁には大きなひびが入り、痛みの進行が見受けられる

    現在使用している校舎の壁には大きなひびが入り、
    痛みの進行が見受けられる

2015年度カンボジア教育支援事業実績

学校建設
カンボジアの子供たちの教育環境を整備するために、バッタンバン州マナウ小学校に校舎1棟4室を建設し、併せて机、椅子、黒板、時計などの備品を設置しました。
また、8年前に第1棟目となる校舎を建設・寄贈したトゥールプルム小学校を訪問し、社員と子供たちが力を合わせて校舎の外壁の補修作業(ペンキ塗り)をしました。(詳細はこちら
教育教材支援
カンボジアにおける、音楽・美術教育普及のために、音楽教員育成事業や絵画コンクール開催などの支援をしました。
1 JHP・学校をつくる会
脚本家の小山内美江子氏が湾岸戦争をきっかけにヨルダン難民キャンプに出向き海外ボランティア活動を経験し、その後カンボジアへの学校建設の重要性を実感したことから、1993年に結成されたボランティア組織。学校建設のみならず、現地での美術や音楽などの情操教育にも注力。また、ネパールでも学校建設事業を展開している。2004年には「認定NPO法人」として認可が出る組織にまで充実。寄贈した学校は330棟を超える。
  • 鏡野便り:山田養蜂場公式Blog
  • みつばち広場
  • 店舗案内
  • 法人様お取引窓口
  • みつばち農園