健康食品、化粧品、はちみつ・自然食品の山田養蜂場。「ひとりの人の健康」のために大切な自然からの贈り物をお届けいたします。
株式会社山田養蜂場(本社:岡山県苫田郡鏡野町 代表:山田英生)は、「特定非営利活動法人 JHP・学校をつくる会※1(以下JHP)」と協力して、2012年1月、カンボジアのコンポンスプー州に新たな校舎を建設・寄贈し、2012年3月21日(水)に寄贈式を行いました。
2008年より始まったこの活動は5年目を迎え、今回の寄贈が第4校目となります(1〜3校目は小学校)。同中学校には「美術教材配布」・「音楽・美術教育普及」などの支援も予定しております。今回の学校建設資金には、2010年末にお客様にご購入いただきました「2011年ミツバチの絵本チャリティカレンダー」の収益とカンボジア学校支援基金へのご寄付など(総額10,000,000円分)を充てさせていただきました。
カンボジアの首都プノンペンより南西に73キロ、自動車で約2時間かかる場所にあります。
スラッブレイン中学校の生徒数は636人で13クラス(2011年春時点)あるにも関わらず、既存の校舎は2007年に建設された1棟5教室のみです。教室不足のため、現在は、学校から数キロ離れた小学校の教室を3室間借りして、午前と午後の2部制授業を行っています。
しかし、教室を借りている小学校の生徒数が増加しており、教室の返還要請があります。加えて、スラッブレイン村に新しく国道が通る予定があることや、高校の新設により、来年度の生徒数は1,057人、クラス数は22と更に増える予定です。
このため、教室不足は今後更に深刻化することが見込まれることから、支援の優先度はとても高く、新校舎の建設が待ち望まれていました。
学校名には、これまでに支援した学校と同じく、カンボジアの子供たちに、ミツバチのように皆が仲良く、勤勉に学んで欲しい、という想いが込められています。
3月21日(水)の午前9時(現地時間)に行われた寄贈式では、合計1,250名以上(県議会議長のヤン・ソコム氏、コンポンスプー州の副県知事チャン・ダラー氏、「JHP・学校をつくる会」代表の小山内美江子氏※2、学生を中心とするボランティア、当社執行役員・秋岡孝男を含む)が参加され、盛大に行われました。
小山内氏は、「しっかり勉強するだけでなく、ボランティア精神を持って、世界に羽ばたいていけるような立派な人に育ってください」というメッセージを児童や現地の方々に届けられました。当社が支援しているフンセン・ワットプノン中高のマーチングバンドも寄贈式に駆けつけ、迫力ある演奏を披露され、あたたかい雰囲気のなか寄贈式は終了いたしました。
※校舎の壁には、学校名が書かれています
※生徒代表の挨拶
※新しい教室で文房具を受け取った生徒たち
※当社が支援しているフンセン・ワットプノン中高のマーチングバンド
JHPの活動で特徴的なのは、全ての活動に、日本の大学生を始めとする青年ボランティアが参加することです。現地での学校建設をはじめとする活動を通じて、学生からは「インターネットや勉強だけで得た知識では伝わらない現実を間近で感じ、逆に学ぶことばかりでした」という声があり、ボランティア活動は、現地の子供たちのためだけではなく、参加する日本の若者の教育にもなっています。
寄贈式では迫力ある「ソーラン節」の演舞を披露