ミツバチの童話と絵本のコンクール

雨のふる日に

受賞並村 有華 様(京都府)

 それは、楽しいお茶会でした。
 ノロブンは、自分たちが 住んでいる丘の 長い歴史を知りました。
ずっとずうっと昔、目の前にいる 大きな大きなトカゲさんが 丘に住んでいたんですって。
そのあと、大きなネズミさんや リスのようなおサルさんが 住んでいて……それから、きらいなクマさんが 住んで……。
「やがて、雪の降る 寒い日が つづくようになったんだよ」
と、マンモスが教えました。
「じゃぁ、大きなキバのおじさんが 最後の住民なの」
「いや、おれだ」
と、オオカミが ほえました。
「おれは、最近まで 上の丘に 住んでたんだ」
 すると
「そうじゃ。あの頃は、丘に 木がたくさん いたなぁ」
と、なつかしそうに 木のおじいさん。
 オオカミは、まだ若かった木の下で よく お昼ねをしていたんですって。
みんな、自分が暮らしていた頃の 丘の姿を思いだし、思い思いに 語り合いました。
「けどね、ノロブン。今は 皆、大の仲良しなんだよ」

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