ミツバチの童話と絵本のコンクール

雨のふる日に

受賞並村 有華 様(京都府)

 さぁ、お茶会を 始めよう。
誰が言い出すわけでもなく、どうくつに流れ出す水を 器に入れ始めました。
「ノロブン、この水はね、わたしらが住んでいた なつかしい丘を通って ここまで やってきたんだよ」
 うきうきした表情で、マンモスが 説明してくれました。
 鼻の長いネズミが、木のほらに入って スプーンにひとさじ ハチミツを盗んで……いや、もらってきました。
ぐっすりねむりこんでいる ミツバチたちには ないしょで、ね。
 ミツを 水にかきまぜると、あまくやさしい 幸せなかおりが あたりにただよいました。
お茶会のはじまりです。

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