カンボジア教育支援活動

2009年カンボジア教育支援活動

教育支援活動

山田養蜂場では、学校を寄贈するだけではなく、カンボジアでの情操教育(音楽、美術)の普及のために、音楽コンテストの開催、絵画展の開催、美術指導者の人件費の支援を行っております。

第6回音楽コンテスト

カンボジアでの教育支援活動を共に行っているJHPは、カンボジアの子供たちに楽器演奏や歌の楽しさを伝えるために、音楽コンテストを開催しています。
音楽コンテストは、音楽授業の成果発表の場として毎年継続して開催しており、子供たちの創造性を高め、1つの目標に向かって仲間で取り組むチームワークを学ぶ場となっております。
当社の支援で、本年は、タケオ県、プレイベン県、コンポンチュナン県の3地域7会場で音楽コンテスト予選大会が開催されました。
第6回となる今回の音楽コンテストには、カンボジア各方面から103校、5,279名が参加し、これまでの参加数は延べ450校、20,315名となりました。
カンボジアでの音楽授業実施校は2000年は4校でしたが、2010年には152校まで増加しました。
この活動により、カンボジアの子供たちへの情操教育は着実に浸透していっております。

参加者の感想
  • 2008年から音楽を勉強し、音楽コンテスト出場は今年で3回目になります。音楽を勉強すると、カンボジアの曲や、外国の曲の楽譜が読めるようになります。ぼくはピアニカの演奏がとても好きです。(小学校6年男子)
  • 音楽コンテストに参加することができ、とてもうれしいです。今回で2回目の参加になります。合唱と、鍵盤楽器を弾くことがとても好きです。将来は有名な音楽家になれたらいいなあと思います。(中学校2年女子)
  • 音楽コンテストは今回が初参加です。音楽を子供たちに教えることで、子供たちが毎日学校に来るようになりました。音楽コンテスト参加にあたって、指導時間が不十分であることや、担任をしているクラスと音楽のクラスとを両立して指導するのが大変でした。(男性教員)
  • 演奏風景

    演奏風景

  • 結果発表を聞いて喜ぶ子供たち

    結果発表を聞いて喜ぶ子供たち

第8回カンボジア絵画展

カンボジアでの教育支援活動を共に行っているJHPは、カンボジアの子供たちに、自己表現の楽しさを伝えるために、「JHPカンボジア絵画展」を開催しています。
カンボジアでは、美術教育は、カリキュラムとしては存在していても、実際には、教材と美術を教えられる教師の不足のため普及していません。
この絵画展を支援することは、美術教育を普及することにつながります。
2009年度に行われた第8回絵画展では、カンボジアから、68校2,597点、日本から12校88点の作品が集まりました。審査の結果、198点の作品が選ばれ、プノンペン市カンダール県など6地域で展示しました。開催期間中には、14,608人が来場し、盛況に終わりました。絵画展は、各地で好評を得ており、次回の展示会への期待が寄せられるまでに定着してきています。今後は、低学年の作品が集まるようにすることが課題です。

小学校部門:小山内美江子賞

画集に掲載されている作品は、どれも素晴らしく、先生方がJHPの講習でまなばれたことを熱心に教えられた成果が表れていました。10年前と比べて、子供たちの上達ぶりにも驚きました。
その中で、LONG Sokkheng さんの作品は、画面いっぱいに池を描いた構図の豊かさと、そこに咲く蓮の花と葉の繊細さとかわいらしさが印象的でした。
雲を青で表現する発想力の柔軟さにも感動しました。(中略)人間は自然の中で生かされているということを、小学生らしいやさしい視点で伝えてくれています。

(JHP小山内代表の講評)

美術ワークショップ開催

「私の村の田んぼ」
カンダール県タカモ小学校 6年
LONG Sokkheng (男・14歳)

小学校部門:教育局賞
  • 「同級生と授業について話し合っているところ」

    「同級生と授業について話し合っているところ」
    タケオ県レアイボ小学校6年
    MEAS Bopha(女・12歳)

  • 「お姉さんとボートに乗っているところ」

    「お姉さんとボートに乗っているところ」
    コンポンスプー県
    アキャモヘイセイ小学校6年
    EAN Pisey(男・14歳)

  • 「釣りをしている私と水汲みをしている村人」

    「釣りをしている私と水汲みをしている村人」
    コンポンチャム県ププレアン小学校6年
    SEN Vaty(女・16歳)

来場者の感想
  • 「JHPの絵画展で展示されている素晴らしい作品を鑑賞することで、芸術を通して自分を表現することの大切さを 改めて感じました。悲しい時、私は絵を描くと気持ちが晴れ晴れします。」 (カンダール県小学校教員養成学校2年生 男性)
  • 「ぼくは、絵画展にとても興味があります。なぜならとても上手な、意味の深い絵を見ることができるからです。 ぼくの作品がいつか展示されるといいなと思います。」 (カンダール県アヌワット小学校2年生 男性)
  • 「今回、アキャモヘイセイ小学校で開催されたJHPの絵画展を参観する事ができ、児童をはじめ、全ての教員が 嬉しく思っています。私は、絵画展に展示されている全ての作品が素晴らしいと思いました。そして、今後それぞれの学校が経験を共有し合い、いずれ私たちの学校でも絵画展を実施してみたいと思います。」 (コンポンスプー県ソペアモンコル小学校長 男性)
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