カンボジアでの教育支援活動を協同で行っているJHPでは、カンボジアのすべての学校で子供たちに音楽の授業が行われることを目的に、音楽教育事業を進めています。
現在、カンボジアの小学校では、教室不足から1日を2部、3部に分け、生徒を入れ替えて授業が行われています。したがって授業時間も1部制と比べて2分の 1、3分の1となり、国語、算数などの主要科目以外の授業時間が限られてしまいます。社会科の教科書には、カンボジアの伝統楽器について説明されていますが、学校に楽器はなく、実際に触れたり演奏したりすることができません。現時点では、音楽は社会科の一部、また「ローカルライフスキル」という科目の一部になっています。
当社では学校全体の音楽に対するモチベーションを高めるために行われたタケオ県、コンポンチュナン県での音楽コンテストの予選の開催支援を行い、寄付金は、会場費、参加者の交通費や食費、宿泊費、賞品などに使われました。
JHPがカンボジアで建設した229棟の内、音楽の授業をしている学校は、2009年4月現在140校。
2004年から音楽コンテストに参加した学校は、述べ347校、参加者は15,036人です。

• 2/11(水）　タケオ県トラムコック郡予選：4小学校参加。
• 2/12(木）　タケオ県ダウンケオ郡予選・タケオ県予選：3小学校、4中学校参加。
• 2/24(火）　コンポンチュナン県トゥックポー郡予選：4小学校参加。
• 2/25(水）　コンポンチュナン県コンポントラライ郡予選：8小学校参加。
• 2/26(木）　コンポンチュナン県予選：3小学校、4中学校参加。

●ある小学生の言葉 「参加できて、とても満足しています。毎日練習しました。将来は音楽の先生になりたいです」