植樹活動

ネパール植樹活動

2017年ネパール植樹活動報告

2017年7月15日(土)、ネパールと日本のボランティア約180名が、カトマンズ近郊にある世界最古のヒンズー寺院「チャングナラヤン寺院」(世界遺産)周辺にて、2,000本の苗木を植えました。
植樹当日は、生態学者の宮脇昭氏※1(横浜国立大学名誉教授)の第一弟子である藤原一繪氏※2にご指導いただき、宮脇氏が提唱する「宮脇方式※3」で植樹を行いました。

世界遺産での植樹

チャングナラヤン寺院での植樹は今年で4年目になりました。植樹祭の前日、宮脇式植樹を指導して下さる藤原一繪先生の講演会があり、自然環境の大切さや宮脇式植樹の理論を改めて学び、理解を深めることができました。
植樹当日。植樹祭の会場には総勢180人以上が集まりました。日本からの参加者30名を含め、村人や現地のボランティア、ネパール森林省や在ネパール日本国大使館の方が参加され、交流を深めながら真剣に植樹に取り組みました。
今回、過去4年間で植えた木々がどれほど成長しているのか実際に見ることができました。2014年からの3年間で、植樹した木々は大きく成長し、5メートルほどの高さになっているものもありました。

チャングナラヤン寺院には2014年から植樹を実施 〜3年間の生育状況〜

2014年植樹
植樹から3年。中には5m近くなった木もある。
2015年植樹
植樹から2年。著しく成長しているのが分かる。
2016年植樹
植樹から1年。まだ小さいが根付いてきている。

子どもたちとの交流

植樹に先駆け、カトマンズ郊外にあるトワタリ小学校を訪れました。2015年のネパール大震災で被災した子どもたちを元気づけたいという思いで、同小学校で2015年から毎年交流を行っています。

子どもたちも毎年、弊社からの訪問を楽しみにしてくれているそうです。たくさんの笑顔に迎えられ、一緒に食事をし、弊社従業員から集めた文房具や遊び道具で交流しました。

現地で校長先生からお話を伺い、靴を履いていない子どもたちが大勢いることが分かりました。「これでは怪我をしてしまうかもしれない」、「衛生的に良くないのではないか」、「思いっきり外で走り回れないのではないか」という声がツアー参加者から上がったことで、急遽靴を買うために募金を集めました。

弊社代表山田とネパール副大統領の面談が実現

今回、弊社代表の山田とネパールのナンダ・キショール・プン副大統領との面談が行われました。面談では副大統領より、19年間続けてきた当社の植樹活動の功績に対して感謝を述べられ、今後の支援活動についても話し合いが行われました。

今後ネパール全土で植樹活動を展開していく予定です。

現地の人々との交流と社会貢献

従業員教育の一環として、植樹だけではなく、ネパールの人々との交流や文化に触れる機会を設けています。

日程 時間帯 内容
7月12日
(水)
終日 移動
7月13日
(木)
午前 移動
午後

2015年の地震で被害を受けたトワタリ小学校訪問

▲小学校訪問(トワタリ小学校)

7月14日
(金)
午前

ネパール文化に触れる世界遺産観光
・ダルバール広場(寺院が建ち並ぶ旧王宮広場)

午後

藤原一繪氏による植樹の講演会
15日(土)の植樹に備えて、宮脇式植樹や自然環境の大切さなどについて学ぶ

7月15日
(土)
午前

植樹活動
・チャングナラヤン寺院(世界遺産。ネパール最古のヒンズー教の寺院)

▲植樹を行ったチャングナラヤン寺院

午後

コルナガへ移動
藤原氏のレクチャーで、タブノキの森を散策(フォレストウォーク)

7月16日
(日)
午前

カトマンズへ移動
・スワヤンブナート(仏塔のあるネパール最古の仏教寺院)

午後

2グループに分かれて訪問活動

【A】ふるさと日本語学校
日本語を学ぶネパールの方々と交流

【B】孤児院
子供たちとの交流

▲孤児院訪問(OCCED NEPAL)

7月15日
(月・祝)
終日 移動

※1.宮脇 昭先生 プロフィール

宮脇 昭先生
  • 1928年、岡山県生まれ。横浜国立大学名誉教授、(財)地球環境戦略研究機関国際生態学センター長。ドイツ国立植生図研究所で潜在自然植生理論を学び、世界を舞台に国内外1,700ヶ所以上に、合計4,000万本を超える植樹を行ってきた。その土地本来の樹種「潜在自然植生」に基づく植樹を実践、指導。また今回の震災を受けて、植樹による緑の堤防づくりを提唱。
  • 1991年 「日本植生誌」の完成で朝日賞受賞
  • 1992年 紫綬褒章受章
  • 2006年 ブループラネット賞受賞
  • 2014年 「第5回 KYOTO地球環境の殿堂」殿堂入り

※2.藤原 一繪先生 プロフィール

藤原 一繪先生
1944年生まれ。横浜国立大学卒業。フランス中央研究機関(CNRS)、給費研究員(リール大学)、横浜国立大学環境科学研究センター助手などの経歴をもつ。現在、横浜国立大学名誉教授、横浜市立大学特任教授。宮脇 昭先生と共に国内外での森作りを指導。
著書に「混源植物」「環境問題を考える」(共著)「東南アジアの植物と農林業」(共著)「日本植生誌」全10巻(共著)など

※ 宮脇方式
国際生態学センター長・宮脇昭氏が提唱する、土地本来の潜在自然植生の樹木を混植・密植して、本来あるべき自然の森を再生する植樹方式。

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