健康食品、化粧品、はちみつ・自然食品の山田養蜂場。「ひとりの人の健康」のために大切な自然からの贈り物をお届けいたします。
2007年のネパール植樹ツアーを、7月10日(火)〜16日(月)にかけて実施し、 日本からは当社社員26名がネパールを訪問しました。
今回の植樹場所は、ネパールの首都カトマンズ盆地近郊のジャルワラシ村、バディケール村です。
1日目は、ネパール植樹ツアーに参加した社員26名と、現地の方々50名で、約400本の苗木を植樹しました。
村の人たちはテントを張り、レイ(花の首飾り)を作って、私たちを迎えてくれたり、植樹を始める前に儀式を行って、歓迎してくれました。
この村の小学校には、2006年からJICA※より日本人の男性が先生として派遣されており、JICAのネパール担当者の方も、わざわざ様子を見に来られていました。
村の小学校・中学校から子どもたちも参加して、一時は300名を超える人たちが山へ登り、共に汗を流して一本一本大切に木を植えました。
植樹ツアーの前後で、ジャルワラシ村では、村人が中心となり、ラプシ(酸味の強い実をつける木)、チャップ(結婚式などの式典で使われる木)など、10,000本の木を植えています。
参加者した社員からは、「一人では、こんな経験をすることができません。この会社があって、シャムさんという人(当社のネパール人パートナー)がいて、村の人たちがいるからこそ、このような経験をさせてもらえたと思います。1本でも植えて地球環境の保全に役立てたと思えるのが嬉しいです」「たくさん木を植えました。疲れたけれど、楽しかった!」などの感想がありました。
植樹に参加したジャルワラシ村の小学校の卒業生、ランジュ・カルキさんは、「みんなで協力してこそできる活動だと思います」と話してくれました。
ジャルワラシ村での植樹には子どもたちも参加。
左側が、シャム氏。
2日目には、カトマンズ近郊のバディケール村のマサダンダ地区とバンデビ地区で、苗木の植樹と、各地区の人たちが植えた木の視察をしました。
マサダンダ村の300人が通う小学校では、当社の社員から募った文房具を渡してきました。一人ひとりに鉛筆と消しゴムを渡すと、子どもたちはとても大事そうに鉛筆を握りしめていました。
その他の文房具は、学校に寄贈し、一生懸命勉強した子どもたちに配布するなどして活用していただく予定です。
その後、村の家々を訪問し、庭に植樹したみかんの木を見せてもらったり、一緒に木を植えたりしました。また、伝統工芸の竹細工をされている方も訪問しました。庭に果樹を植えることで、村人たちの貴重な食料とビタミンの補給源になる他、販売して収入を得ることができます。
参加した社員からは、「各家庭の人が木を大切にしてくれているのがわかってよかった」という感想がありました。
当社の支援により、植樹した木は、平均70%の活着率で、これはネパールでの平均活着率と比べても高い数値ですが、植樹した木が、そこに住む人々の生活の役に立つようになるまでに、苗木が根付いて育つ木が増えることが大切です。
ネパールの人々が、援助に頼らなくとも、精神的にも、物質的にも自立した生活ができることを目標に、今後も当社は活動してまいります。
生活の糧にするため、村人の庭への果樹植樹も支援。
社員から集めた文房具を子どもたちに渡しました。
※JICA・・・開発途上地域等の経済及び社会の発展に寄与し、国際協力の促進に資することを目的とした独立行政法人国際協力機構(Japan International Cooperation Agency)。政府開発援助(ODA)の実施機関の一つであり、技術協力と無償資金協力の一部を担っている。 JICAの主要事業は開発途上国の人材開発、組織強化などを目的とする技術協力プロジェクトの実施などである。このほかに青年海外協力隊、シニア海外ボランティアや、海外で大規模自然災害などが発生した際に派遣する国際緊急援助隊などの事業がある。