植樹活動

ネパール植樹活動

2006年ネパール植樹活動報告

新しい活動開始!!

2006年12月、ネパール植樹活動に新たな企画が立ち上がりました。それは、村の人々へ無料で果樹を配布する活動です。
2004年までは、毎年社員が一緒に現地を訪問し、山への植樹を行ってきましたが、政変による治安悪化で、2005年、2006年は、社員が共に植樹活動を行うことは叶いませんでした。
果樹の配布活動は政変によって治安も、生活自体も悪化するネパールで、人々の生活に密着した活動を行うことができないかという思いで、始めることになったのです。果樹は、自分たちで食べられるだけではなく、売りものとして生活の糧にもなります。
果樹の苗木の配布に立会い、植樹した山々の状態を視察するために、2006年12月23日から28日まで当社社員2名がネパールを訪問してきました。

グワリンダハ村(苗木植樹)

グワリンダハ村(苗木植樹)

果樹の無料配布で、生活の援助を

果樹の配布活動は、村の人たちへ無料で果樹の苗木を提供し、その苗木を自宅で育ててもらうというものです。果樹を食料として食べてもらったり、販売して生活の足しにしてもらうことを目的としています。
果樹の種類は、みかんやりんご、梨、柿など。蜜源(ハチミツが採れる花が咲く)にもなる植物です。
今年は、グァリンダハ村とチャパカルカ村に654本の苗木を提供し、専門家から正しい植樹方法の知識と技術の指導を受けて、各家庭で植樹をしてもらいました。
二つの村の代表者は、「貧しいネパールのために、遠い日本からこのような活動をしてくださったことに感謝します。この苗は大切に、大切に育てていきます。」とお話してくださいました。また、苗木の提供者である政府の苗木育樹所の所長も、今回の活動について「今後も植樹指導などにも、ぜひ協力していきたい」と言われ、政府関係者とも協力体制が構築できつつあります。

グワリンダハ村の代表者へ苗木を提供

グワリンダハ村の代表者へ苗木を提供

左から現地パートナーのシャムさん、政府苗木育樹場の所長さん、当社社員

左から現地パートナーのシャムさん、政府苗木育樹場の所長さん、当社社員

民芸品の量産にも貢献、竹の植樹

2006年は、竹の植樹にも挑戦しました。手作りの竹細工を民芸品として販売している村では、この竹が、貴重な収入源になります。
生態系を壊すことなく、自立できる生活環境を自分たちで整えることが最大の目標です。ただ単にお金を支援するのではなく、私たちは、ネパールの人たちが自立する為に必要なことを援助したいという想いで支援活動を行っています。

竹からかごなどを作る

竹からかごなどを作る

左から現地パートナーのシャムさん、政府苗木育樹場の所長さん、当社社員

竹細工作りのお手伝い

竹の植樹

竹の植樹

古着を小学校へ寄贈

当社では、毎年社員から子ども服などの古着を集めて、ネパールへ送っています。2005年11月に送った古着は、ネパール国内の混乱のため、到着が大変遅れてしまい、昨年(2006年)の4月にネパールに届きました。その古着を、今回チャパカルカ村の小学校に持っていきました。
チャパカルカ村は、標高2,000メートルを越える山の中にある村です。12月には雪が降ることもある中、ほとんどの子どもたちが、寒い中で裸足でサンダルを履いており、中にはシャツ一枚の子どももいます。
1人ひとりのサイズにあった服をこちらで選び、着せてあげたのですが、自分の好みを言ったり、着せられた服を嫌がったり、他の子がもらった服をうらやましがることもなく、どの子も、もらった服を本当に大切そうに着ています。日本にはない、心の豊かさを感じることができました。

並んで衣服をもらう子ども達

並んで衣服をもらう子ども達

並んで衣服をもらう子ども達

並んで衣服をもらう子ども達

チャパカルカ村の子ども達に古着を寄贈しました

チャパカルカ村の子ども達に古着を寄贈しました

植樹の活着率は平均70%!!

これまでに植樹した木々の育成状況も確認いたしましたが、どの植樹地も順調です。
ただ、2006年に、ある山では水不足で、空気が乾燥してしまったことで、自然発火による山火事が起こりました。あちこちにまだ、焼け跡が残っていましたが、幸い灰が肥料となって、成長が促進されたようで、森が復活していました。災害を逃れた木の中には、20メートル以上も成長している木もあります。今年も、植樹活動は引き続き行い、更に充実させていきたいと思います。

ぐんぐん成長しています

ぐんぐん成長しています

立派な森が出来つつあります

立派な森が出来つつあります

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