ミツバチの童話と絵本のコンクール

ぶんぶんとのさま

受賞はやし まり 様(愛知県)

待ちきれなくなったぷんぷんとのさまが
ハチのすを のぞきこみました。
「どれどれ。おっ。あんなところに はちみつが あるではないか。」
あーっ とのさま おそかった。
手をのばしたぷんぷんとのさまを 1ぴきのハチがちくり。
「いたい。いたい。いたいよ。」

1ぴきのミツバチが 言いました。
「とのさま わたしたちミツバチにとっても 
生きていくために はちみつは たいせつなものなのです。
それをぜんぶ持っていかれては わたしたちも こまるのです。」

「おまえたちが 生きていけなくなったら 
わしも はちみつが 食べられなくなる ということじゃな。」
ぷんぷんとのさまが なきながら言いました。

「そういうことになりますね。」
ミツバチはしずかに 言いました。

  • 鏡野便り:山田養蜂場公式Blog
  • みつばち広場
  • 店舗案内
  • 法人様お取引窓口
  • みつばち農園