ミツバチの童話と絵本のコンクール

雨のふる日に

受賞並村 有華 様(京都府)

 ところで、この一族のなかに ノロブンと よばれている子がいました。
集めるみつの量が ほかのハチより少ないため、なにかしら ゆっくりに思われ、そのようによばれていました。
ほんとうは けっしてゆっくりなわけではありません。ていねいに みつを集めていただけの話なのですが。
 ほかのハチが、乱ぼうにとったあとの花や 小さな花を まわっているのです。
「せっかく お花さんが つくってくれたみつだもの。ざつに あつかっては もったいないよ」
 ノロブンは、みんなでする 木のそうじも、ひとり遅くまでしていました。
「いつも ぼくたちを 守ってくれる木だもの。もっとていねいに きれいにしてやらなくちゃいけないよ」
 そう言いながら、皆が見のがした 小さなごみまで拾っていました。

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