健康食品、化粧品、はちみつ・自然食品の山田養蜂場。「ひとりの人の健康」のために大切な自然からの贈り物をお届けいたします。
ところで、この一族のなかに ノロブンと よばれている子がいました。
集めるみつの量が ほかのハチより少ないため、なにかしら ゆっくりに思われ、そのようによばれていました。
ほんとうは けっしてゆっくりなわけではありません。ていねいに みつを集めていただけの話なのですが。
ほかのハチが、乱ぼうにとったあとの花や 小さな花を まわっているのです。
「せっかく お花さんが つくってくれたみつだもの。ざつに あつかっては もったいないよ」
ノロブンは、みんなでする 木のそうじも、ひとり遅くまでしていました。
「いつも ぼくたちを 守ってくれる木だもの。もっとていねいに きれいにしてやらなくちゃいけないよ」
そう言いながら、皆が見のがした 小さなごみまで拾っていました。