ミツバチの童話と絵本のコンクール

ひみつ ひみつ

受賞かわはら さとえ 様(兵庫県)

画像をクリックすると、大きい画像が表示されます。

『ひみつ ひみつ』

あるひ、 でんわが かかってきた。
「こちら マンドリル ようほうじょうです。」
『もしもし、 にこにこほいくえんです。
いつも おいしい はちみつを ありがとうございます。
きょうは、そちらの ようほうじょうを けんがくしたくて
おでんわ しました。
3さいの こどもが 9にんと せんせいが ひとりです。』
「けんがくですか?」
『はい。こどもたちの だいすきな はちみつが
どのようにして できるのか おしえて あげたいのです。
つぎの げつようびの おひるごろですが よろしいですか?』
「わかりました。いいですよ。 さっそく じゅんび しましょう。」
『よろしく おねがいします。』
「はい。おまちしています。」

あっ!! しまった!!
つい「いいですよ」って いってしまったけど・・・
むかし こどもに みちを きかれて ふりかえったら
びっくりして なかれて しまったんだ・・・
ほら。 こんな かおだと また・・・ どうしよう・・・
そうだ!!
いいこと かんがえた。

ほら、これを ずっと かぶっていれば だいじょうぶ。
かおが みえないから こどもたちも ないたりしないぞ。
こりゃ いい!  ひみつ ひみつ・・・

「にこにこほいくえんのおともだち、 マンドリルようほうじょうへ ようこそ。 きょうは たのしんで いってね。
まずはじめに むこうにおいてある このぼうしをかぶろう。
じゅんびが できたらしゅっぱつだ!!」

  • 鏡野便り:山田養蜂場公式Blog
  • みつばち広場
  • 店舗案内
  • 法人様お取引窓口
  • みつばち農園