ミツバチの童話と絵本のコンクール

たんぽぽの原のふしぎ屋さん

受賞西森 千穂 様(滋賀県)

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しばらくすると王女様は目をさましました。
「アラ、私何してたのかしら。まあ、あなたのえりまき青くてきれいねぇー。じゃあごきげんよう。」
王女様はかえっていきました。
「あの薬、ふくさようできおくそうしつになるのかしら・・・」
「あのさルナ・・・」
ルンルが声をかけました。かおがまっかです。
「あのさルナはずっとアルバイトなの・・・」
「どういう意味?」
ルナが首をかしげました。
「だからサ、アルバイトじゃなくて正式な店員や、店長にならないか?」
「でも店長はルンルのおよめさんでしょ。えっもしかしてこれって・・・」
ルンルがコクンとうなずきました。ルナはかおをそめながらいいました。
「私、よろこんで『イエロータイガー』の店長をいたします!!」

次の日、ルナとルンルのけっこんしきがおこなわれました。
「ねえルンル、これがおわったら太陽のまほうはきえちゃうけど本当にいいの?」
「まほうよりもいいものをてにいれたさ。」
「ルンルったら。」
けっこんしきはぶじおわりました。

あなたもたんぽぽの原をみつけたら、そっと耳をすましてね。ルナとルンルの笑い声がきっときこえてくるからね。

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