ミツバチの童話と絵本のコンクール

ハチミツくびねっこ

受賞山岡 みね 様(神奈川県)

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どすん ばたん すとん。
ミウミウが うちのなかに とびこむと カーコと ワンピと くまたも つぎつぎ とびこみました。

「おかえり ミウミウ。 おともだち つれてきたの?」
ハナちゃんが いうと ミウミウは フーッと はなをならしました。
「みんな あたしの くびねっこを ねらって いるのよ!」
「ねらっている だなんて そんな」
カーコと ワンピと くまたは はずかしそうに いいました。
「ほんのちょっと、なめさせて ほしい だけなんだけど…」

そっかあ… わかった。 じゃあ こうすれば いいよ」
ハナちゃんは カーコと ワンピと くまたのくびのうしろにも ハチミツを すこしずつ くっつけました。
「こうして、みんなで なめっこ するの」
「なるほど なるほど」
「なんだか せなかの ながしっこ みたい」
「あー くすぐったい」

「あのう わたし なめてないん ですけど」
せんとうの カーコが いうと
「おいら なめられてませんから どうぞ」
と いちばん うしろの くまたが いいました。
「これで みんな なめたよね。 さあてと、わたしは ハチミツトーストでも つくって たべようかな」
みんなは いっせいに ハナちゃんを みました。
「ハチミツトーストって どんなの?」
「わたしの とくいな おやつです。パンに ハチミツを ぬってから やくの。ミツが よーく しみこんで こんがり やけたら できあがり」
「いいなあー」
どうぶつたちは くちを あんぐり。
「はしりまわって うんどうも したし」
「ちょっぴり なめて よけいに おなか すいちゃった」

「じゃあ みんなの ぶんも つくって あげる」
「やったぁー」
みんなは うれしくなって おどりだしました。
「ハチミツ トースト ハチミツ トーストこんがり サクサク ラッタン ターン」

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