ミツバチの童話と絵本のコンクール

ハチミツくびねっこ

受賞山岡 みね 様(神奈川県)

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ミウミウは くねくねぐねぐね おおあばれ。
「ごめん ふいてあげる」 
ハナちゃんが タオルを もってくると
「いやよ もったいない」 といって そとへにげて しまいました。

そらから カーコが やってきて
「おはよう ミウミウ、どうかした?」
ミウミウは キイキイごえで いいました。
「くびのうしろに ハチミツが ついたの。だけど とどかなくて なめられないの」
「まあ、それなら わたしが なめてあげる」
「いやよ あたしの ハチミツだもの」
「だって とどかないんでしょ。まってぇ」
カーコは おいかけてきます。

そこへ ワンピが やってきて
「やぁ きみたち なにしてるの」
かわりに カーコが こたえます。
「ミウミウの くびのうしろに ハチミツがついたの。でも とどかなくて なめられないんだって」
「へえ それなら ぼくが なめてあげる。まってぇ」
ワンピも おいかけてきます。

そこへ くまたが やってきて
「やあ、きみたち おにごっこ? たのしそう、おいらも いれて」
「そうじゃなくて」 
こんどは ワンピが こたえます。
「ミウミウの くびのうしろに ハチミツが ついたの。でも とどかなくて なめられないんだって」
「ハチミツ? それはぜひ、おいらにも なめさせておくれ!」
「まってぇ」「まってぇ」「まってぇ」
くまたも おいかけてきます。
そしてー

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