ミツバチの童話と絵本のコンクール

忘れないよ にじ海ワールド

受賞畑 美由紀 様(岩手県)

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その時、なにかにぶつかった。
「いた!なんだ、かくしとびらだったのか」
ナナは、いたいのをがまんして立ち上がった。
すると、細い道が見えた。
「細い道だなぁ、だいじょうぶかなぁ、でもいってみよう」
しばらく歩いていくと、
「あっ、にじの入口があった!よし、いくぞー!」
ナナはにじの入口へとびこんだ、

パッ!
前をみると、1ぴきのむらさき魚がいた。
「こんにちは」
「こんにちは!」
「私、あとからでいいから君、先にどうぞ」
「ありがとう」
魚は下のにじの入口にとびのり、
ナナは上のにじの入口にとびのりました。

パッ!
そして、ナナは、にじの入口でワープしようと思ったが、
にじの入口と、にじドアがあるではないか。
「どっちに、しようかな…」
ナナは考えこんだ。
「うーん。ドアにしようか、入口にしようか、なやむなぁ、よしっ、ここはドアにしよう」
ドアをあけると、
「あっ!ゴールだ、やったぁ〜、私が先につい たぞー!」

「ナナ、やっほぉ」
「エッ、ララ先についてたの?」
「うん、ナナ。あたいがぁ1分先についたのぉ」
「1分?」
「そう1分」
「たったの1分。ガーン」
おちこんでいるナナに、ララは、
「次は、おみやげやさんだよ。だから元気をだしてぇ」
「そうだね、ララ、おみやげかっていこう」
「ララ、オススメはなに?」

「この、にじぃたこやきかなぁ。おいしいし、最後の1コを食べおわると、空ににじがでるんだよぉ」
「わぁ、すてき!このにじまんじゅうは?」
「おまんじゅうもかなりおいしいよぉ。3コセットなのぉ」
「じゃぁ、たこやきとおまんじゅうを買おう」
「ナナ、にじマフラー&ようふく&ぼうしの三点セットもカラフルで
おしゃれでいいと思うよ。」
「かわいい!これもかう、にあう?」
「ナナ、かわいい」

もう、ずいぶん時間がたちました。
「ララ、あたしそろそろ帰らないと…」
「帰っちゃうのぉ…」
「うん。でも、またくるね」
ララは最初のピプンのいる所までつれてきてくれた。
「帰っちゃうのか、ナナ…」
ピプンも、さびしそう。
「うん。でも、またくるから…」

ピプンとララは、
「またきてね。また遊ぼうね」
と手をふってくれました。
その時、
「ナナ、起きる時間よ!」
お母さんの声で目がさめました。むくっと起き上がったナナは
「夢だったのかなぁ?」
「ナナ、ねぼけているの?さぁ、起きて、いいお天気よ」
「うん」
夢だったのかなぁ。楽しかったなぁ〜。また行きたいなぁ。
ララ、ピプンぜったい忘れないよ。にじ海ワールドのこと。

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