健康食品、化粧品、はちみつ・自然食品の山田養蜂場。「ひとりの人の健康」のために大切な自然からの贈り物をお届けいたします。
チチはクマに鼻を水で冷やすように言いました。
そしてまた クマのために 薬草を探しに飛んでいきました。
森で薬草をつみながら、チチは泣きました。
本当は さびしかったのです。
偶然助けたクマが 自分のために そんなことを
してくれるとは思いもしませんでした。
そして 今までの自分のことを考えました。
「ああ…ぼくはこれまで 誰かのために
何もしようとしなかった。自分のためだけに生きていた。
ぼくが誰のことも助けようと
しなかったから ぼくを助ける友達もいなかったんだ……」
チチは自分がクマの仲間だと思われるのがイヤで、
クマに冷たくしたことを はずかしく思いました。
本当はみつばちの仲間のところへ 帰れなくなるのが こわかったのです。
でもチチは こわがるのをやめました。