健康食品、化粧品、はちみつ・自然食品の山田養蜂場。「ひとりの人の健康」のために大切な自然からの贈り物をお届けいたします。
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ふたたび 冬がめぐり まもなく春をむかえようとする頃。
たくわえも底をつきはじめ
いよいよ明日にも ロバを うらなくてはならなくなりました。
ちいさなライオンは
ためいきをつく おばあさんにただ よりそうばかりです。
ライオンがいないことに気がついた
おばあさんは 外に出てみました。
「おーいどうしたの?もどっておいでー。」
おばあさんの呼びかけに ライオンは
ふと 足を止め ふりかえりました。
けれど ふたたび かけだし やがて
そのすがたは まばゆい光に包まれだしたのです。
光はどんどん大きくなり
とうとう おばあさんは気を失ってしまいました。
どれ程 時がたったでしょうか。
ようやく気がつき 顔をあげたおばあさんは
おどろきの声を あげました。
東の空から のぼりはじめた 朝日をうけて
あたり一面 黄色い花が きらきらと輝いていたからです。
ただ ちいさなライオンの すがただけが消えていました。