ミツバチの童話と絵本のコンクール

ちいさなライオン

受賞林 あや子 様(東京都)

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すっかり元気になったライオンは
次の日から どこへ行くにも
おばあさんのあとを ついてくるようになりました。

それどころか ライオンが 畑へ行くと
それまで さわいでいた みつばちたちは大人しくなり
はちみつ目当ての いたずらずきなコグマもやってこなくなりました。

市場にいけばたくさん お客さんがあつまってきます。
「おまえには ふしぎな力があるんだねえ。」
おばあさんが そういってやさしくなでてやると
ライオンは いつでもしっぽをふって こたえるのでした。

さて。 長い冬の続いたある年のことです。
春になっても 大地は こおったまま。
森の木々は 芽ぶかず 夏になっても
おばあさんの畑には いちりんの花さえ育ちませんでした。

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