ミツバチの童話と絵本のコンクール

コスタビ氏と3匹のみつばち

受賞尾山 理津子 様(神奈川県)

画像をクリックすると、大きい画像が表示されます。

ある日、いつものおさんぽ中、
けむりでハートをつくるれんしゅうに
プカプカむちゅうになっていた。そして、
「ホウホウ、おしい!今のはなかなかよかったぞ」
そうよろこんだそのしゅんかん、

うっかりぽっかりしたことに、
池にぼっとりおちてしまった。

ずぶぬれのまま、まちはずれまで
とぼとぼ帰ったもんだから
コスタビ氏はおうちにつくとすぐ
まっさおな顔でねこんでしまった。
ともだちなんていないから、
もちろんだれもやってこない。
さびしい部屋のベッドの上で
うなされながらしみじみ思った。
「しめったベッドで1日中ひとりみじめにすごすのは
なかなかゆかいだ、いいもんだ」

それから数日たってから、おかしなことに気がついた。
ずっとのまずくわずのまま、
ベッドでねているだけなのに
どんどん元気になっていくのだ!

いったいだれのしわざだろう?
あいつか?いやいや、あいつかも?
うらみをかっていそうな人をいろいろ
思いうかべたが、きりがないのであきらめた。
それよりまるまるひとばんねむらずにいて、
このいんぼうをあばいてやろうと決めたのだ。

しかし、 真夜中のかねがなる前に
いつものようにたかいびき。
ガアアアアアとおおきく口をひらいたそのしゅんかん・・・
ポトリ!
なにかが、口の中に落ちてきた!

  • 鏡野便り:山田養蜂場公式Blog
  • みつばち広場
  • 店舗案内
  • 法人様お取引窓口
  • みつばち農園