ミツバチの童話と絵本のコンクール

しましまカンパニー

受賞絵:竹鼻 恵子 様(長野県) 文:鍋島 利恵子 様(長野県)

トラさんは、ドンと胸を叩いていいました。
「わかりました。それなら、ぼくがハチミツの配達をお手伝いしましょう。
そのために来たのですもの」
「本当ですか。ありがとうございます。トラさん、もしよろしかったら、
これからもウチの会社で働いて下さいませんか?
あの、ワーオーもときどきお願いしたいので・・・」
女王バチのきれいな瞳に見つめられて、トラさんはデレデレになりました。
「はい・・・あ、でも、じつはぼく、しましまパンツカンパニーという
会社の社長なんです。売り物は、カミナリさまのしましまパンツだけですがね」
女王バチは、楽しそうに笑いました。
「まあ、オホホホ・・・しましまだなんて、ぐうぜんですわね。
それなら、私たちしましま同志、仲間になれないでしょうか」
「ワーオー、それはいいですねえ」
トラさんと女王バチは、二つの会社が協力し合うことを約束しました。

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