世界遺産保護活動

世界遺産保護に命を懸ける人たちとともに、未来の子供たちの学びの場を残していきたい。

世界遺産には、生命の多様性や、すべての生命体は自然環境に支えられていることを教えてくれる「自然遺産」と、様々な文化や民族の違いと共通点を通して、地球人としての意識を学ぶことができる「文化遺産」があります。
今の人類が抱える課題である「国際理解」や「世界平和」、「環境問題」を考える時、私たちはこの「生きた教科書」から、様々なことを学べます。
山田養蜂場では、世界遺産保護活動として、現地を訪問し、活動家との対話を通して、彼らが本当に必要としているものを、微力ながら支援しています。

ルーマニア 「ドナウ・デルタ」

ドナウ・デルタは、1991年に、自然遺産として登録された、黒海に注ぐドナウ河の河口部分の呼称で、5470平方キロメートルの広大な湿地帯です。ハイイロペリカンを筆頭に鳥類や動物、魚類などの野生の生き物が多数生息しています。
1999年5月に現地を訪問した弊社代表は、現地の保護委員会が機能しない中で、私財を投げ打ってまで活動を続ける元保護官チェイカ・タナセ氏(通称ティティ氏)の使命感に共感し、絶滅の危機に瀕しているハイイロペリカンを保護するために、巡回用ボートや四輪駆動車を贈り、繁殖地の柵を設置する支援を行いました。その後、2001年には、ドナウ・デルタ保護委員会の保護官となったティティ氏が、保護活動をより確固たるものにするために立ち上げたNGO 「SOSドナウ・デルタ」を支援するなど、ドナウ・デルタを守る環境整備に関わってきました。

  • 弊社代表(左)と保護官のティティ氏

    弊社代表(左)と保護官のティティ氏

  • ボートのプラットフォームを設置

    ボートのプラットフォームを設置

ペルーの「ワスカラン国立公園」

アンデス山脈第二の高峰で、ペルー最高峰のワスカラン山南峰(標高6768m)を含むワスカラン国立公園は、1985年に世界遺産に登録されました。
緯度は熱帯地域に位置しながら、周辺には30の氷河と100を越える氷河湖があり、高山植物が見られるのが特徴です。
この国立公園では、ビクーニャをはじめとする希少な野生動物の密猟者を取り締まるパトロール車が「廃車寸前になっている」ことを知り、1998年にペルー環境庁に最新の四輪駆動車を寄贈しました。日本からの輸出にあたっては、トヨタ自動車と三井物産の全面的なご協力をいただきました。

  • 弊社代表(左)と保護官のレネ所長

    弊社代表(左)と保護官のレネ所長

世界遺産条約とは
1972年にユネスコ総会で採択された「世界遺産条約」。2016年7月現在、締約国数は、192カ国で、日本は、1992年に125番目の締約国として仲間入りした。これまで対立するものとして考えられてきた「自然」と「文化」を、人類全体の宝物として損傷、破損等の脅威から保護し、関係機関が協力して調査・保全することの大切さをうたった条約です。
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