健康食品、化粧品、はちみつ・自然食品の山田養蜂場。「ひとりの人の健康」のために大切な自然からの贈り物をお届けいたします。
2007年9月1日(土)、日本ホリスティック教育協会理事の山之内義一郎先生をお迎えし、「森をつくった校長−人と自然のつながりが子どもを育てる−」と題してご講演いただきました。
校長として赴任した新潟県山古志村の小学校で、教室で騒ぐ子どもたちが村のお年寄りの昔話には夢中になる姿を見て、「教室だけが学びの場ではない」と気づきました。自然や村人とのふれあいで生き生きと目を輝かせる子どもの姿に、総合的な活動の重要性を認識したのです。
その後に赴任した長岡市では、自然が少ない環境にいる子どもたちを見て、この学校には森が必要だと直感しました。それは幼少時代に森や川で我を忘れて夢中で遊んだ私の原体験に基づくものでした。そして、子どもたちと地域の人々と協力し「学校の森」づくりを始めました。
子どもたちは登校すると森に挨拶し、放課後にその日の出来事を話しかけ、植樹した日を記念して森の誕生会を開こうと提案。森に夢中になることを通して自分自身を深く見つめ、想像力が喚起され、自発的に学ぶ姿勢が育ったのです。
人間は、人の力だけでは成長しません。いのちや自然のつながりを感じることで多くのことを学びます。今後も学校の森づくりがさらに広がり、子どもたちの豊かな心を育んでくれることを願っています。