健康食品、化粧品、はちみつ・自然食品の山田養蜂場。「ひとりの人の健康」のために大切な自然からの贈り物をお届けいたします。
3月5日(土)、講師にWHO循環器疾患専門委員 家森幸男先生をお招きし、「元気で長生き――世界調査でわかった生涯現役の食生活」と題して、ご講演いただきました。
カスピ海ヨーグルトを日本に紹介して全国的なブームの火付け役となり、大豆イソフラボンの研究でも有名な京都大学名誉教授、家森幸男先生。家森先生は、 WHOの協力により、20年をかけ世界60地域で、人々の1日に排出される尿や血液を集め、大豆や魚を食べている人は食べない人に比べ肥満、高血圧、高脂血症、心臓死が少なく、長寿であることを証明されています。
この度の講演会では、先日調査が終了したばかりの61地域目(アボリジニー)の人々の健康状況調査結果をまとめた映像を、世界で初めて発表されました。
『世界的な規模で、食の乱れによって生活習慣病が蔓延しています。高血圧、糖尿病、骨粗しょう症、ガンなどのいわゆる生活習慣病というのは多少とも遺伝に関係しています。しかし、その遺伝は栄養で乗り越えることができるのです。今までは生活習慣病とまったく縁の無かった地域の人々が、食習慣の乱れにより、次々に生活習慣病に脅かされ始めています。その状況をなんとか食い止めたいと、様々な調査を行いました。体に良い食品を探索した結果、「体に良い食品」が実はたくさんあるということがわかりました。体に良い食品については、「まごわやさしいよ」と覚えてください。
「ま」・・・豆、「ご」・・・ごま、「わ」・・・わかめ、「や」・・・野菜、「さ」・・・魚、「し」・・・しいたけ、「い」・・・いも、「よ」・・・ヨーグルト
これらの伝統食を毎日必ず1品は摂取し、寝たきりや認知症(痴呆)にならず、生涯現役で健康寿命を延ばすために、栄養の働きをフルに活用していきましょう。』
人は一生の内、約9万回の食事を取るといわれています。これら一回一回の食事を大切に頂くこと、つまり「一日一膳」が、将来にわたって健康な人生を生きる礎になることを、先生の長年にわたる大変貴重な研究結果を基に、非常にわかりやすくお話していただきました。