第23回 「モンゴル民族音楽〜草原の風〜」
2004年4月16日(金)
中国・内モンゴル自治区出身の男女7名「藍天(あいてん)芸術団」を迎え、第23回山田養蜂場文化セミナーが開催されました。
内容
去る4月16日（金）、津山市の音楽文化フォール「ベルフォーレ津山」で、中国・内モンゴル自治区出身の男女7名「藍天芸術団」の皆さんをお迎えし、「モンゴル民族音楽〜草原の風〜」と題したコンサートが行なわれました。
伝統楽器である馬頭琴(ばとうきん)や宮廷楽器として使われていたモンゴルのギター・ホビスなどを演奏。会場は600名を超える観客の方々で満席となりました。
また、「遊牧民の幸せな生活を曲にしたものです」「チンギスハンの時代から演奏されていた曲です」など一曲ごとに説明があり、背景にモンゴルの壮大な草原風景が次々に映し出され、民族楽器による演奏や歌、踊りと盛りだくさんのモンゴル文化に触れるひと時でした。来場のお客様は、手拍子を打ったり、体を揺らしたりされ、モンゴルの風景に思いをはせながら音楽を楽しんでいただけたようでした。
藍天芸術団プロフィール
- ハスロー・・・馬頭琴演奏家
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中国・内モンゴル出身。中国国家一級演奏家。長年北京中央民族歌舞団にて主席馬頭琴演奏家として活躍。１９８２年全国民族楽器コンクール第一位を受賞。１９９１年にモンゴル国より文化芸術勳章を受賞。
- サランマンドラ・・・四胡／馬頭琴演奏家
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中国・内モンゴル出身。１９７６年中国西北民族学校楽器科卒業、ウランチャブ歌舞団にて四胡の演奏家として活躍、中国国家二級演奏家。
- オットホンバイラ・・・オルティンドー歌手
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中国・内モンゴル出身。１９９４年に来日し、「姫神」のアルバムやコンサートツアーに参加したり、日本民謡の研鑽を積み、泥谷流の名取を取得。１９９９年１１月、第3回アサヒビール音楽賞を受賞。２００１年１月、（財）国際文化交流事業団主催第10回在日留学生音楽コンクールで優秀賞を受賞。
- ウリアナ・・・古筝演奏家
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中国・内モンゴル出身。両親の影響で音楽に親しんで育ち、１２歳から古筝を学ぶ。内モンゴル芸術学院卒業。１９９７年来日、東京学芸大学で２年間音楽学研究過程を修了し、独自の古筝を目指す。ＮＨＫ主催の「中国四大文明展」に出演。
- 佐々木 ハスゲレル・・・ホビス／ヤトガ演奏家
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中国・内モンゴル出身。17歳のときモンゴル国に留学し民族音楽を学ぶ。その後、モンゴル国立大学で英語を学び、銀行の通訳として働く。旅行でモンゴル国に訪れた佐々木さんと出会い結婚し、2000年に来日。
- マンダブイナ・・・舞踊家
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中国・新疆ウイグル自治区出身。１９９９年、新疆芸術学院を卒業。２０００年から新疆ホボクサイル歌舞団団長を務めた。２００２年来日、現在和光大学表現学部に研究生として在籍中。
- ジリンバヤラ・・・笛子演奏家
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中国・内モンゴル出身。内モンゴル芸術学院リンベ（竹笛）科卒業。ウラムチ歌舞団入団。作曲・編曲家。国家二級演奏家。現在、愛知県立芸術大学にて作曲を専攻中。
