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文化セミナー

第18回 「花粉症とアレルギー疾患」

2002年5月11日(土)、岡山大学の西堀正洋教授を迎え、 第18回山田養蜂場文化セミナーが開催されました。

内容

講演の様子

岡山大学医学部の教授で、山田養蜂場との共同研究も行っている西堀正洋教授。今回のセミナーでは、近年、日本で患者が爆発的に増加している「花粉症とアレルギー性疾患」について、お話しいただきました。
内容は、花粉症やアレルギー性の疾患が「なぜ起こるのか」「環境社会との相互関係」「日常生活で防ぐ方法」という三点を柱に展開。まず「身体にとって有害な免疫反応を総称して『アレルギー反応』と呼ぶ」という基本から始まったお話は、私たちにも、とてもわかりやすいものでした。 花粉症やアレルギー性疾患というと、かつては特定の体質の人にのみ現れる症状だと思われていましたが、現在では国民病と称されるほど患者が急増しています。その原因は、花粉を撒き散らす杉の無計画な造林、大気汚染等の環境悪化などがあげられ、今では誰もがかかる可能性を持っているとのこと。これこそ、「自然を守ることが、一人ひとりの健康と関わっている」という証明の一つではないでしょうか。
予防としては、「花粉との接触を可能な限り断つ」「ゴーグルなどを着用する」「外出後は身体から花粉を落とし、手洗いをする」「住宅の高気密化などから通気性を確保する」「室内の清掃が大切」などの具体策が示され、熱心にメモを取る方々の姿も。西堀教授は「これらが達成されてから」と前置きしたうえで、「なお症状が重い場合は薬物治療を考えるのが適切」と話されます。 そして結びに西堀教授は、薬効のない薬を投与しても患者が治癒する場合があるという興味深い臨床実験の例を取り上げ、「重要なのは患者と医者の信頼関係であり、これに薬の効果が加わって、症状が改善されていくのです」と強調されました。「信頼できるドクター」がもたらす安心感が「病は気から」ということわざの通り病気に打ち勝つ精神力を養っていくとの指摘は、示唆に富むものでした。講演終了後には質疑応答の時間が設けられ、「欧米と日本の比較について」など質問が寄せられました。社会問題となりつつある花粉症やアレルギー性疾患について、研究と同時に人々はその情報提供を求めていることを実感させられる一幕でした。

<西堀正洋教授プロフィール>
1956年滋賀県生まれ。岡山大学大学院医歯学総合研究科教授、医学博士。研究分野は中枢神経系と免疫系におけるヒスタミンの機能解析、プロテアーゼ活性化型受容体、創薬等。日本薬理学会をはじめ数多くの学会に所属。薬理学、神経科学の権威として医科学応用研究財団鈴木謙三記念研究助成などの数多くの賞を受賞。山田養蜂場とローヤルゼリーやプロポリスに関する共同研究も行っている。ご本人も5年ほど前から花粉症で悩んでおられるという。
西堀正洋教授
これからも山田養蜂場文化セミナーを開催していきます。
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