講評

審査委員長 佐々木 正己さん 玉川大学名誉教授

今回でもう11回目、2万点を超える応募に感激しています。自然環境の保全や、人と生き物の共生というテーマを「ミツバチを通して考える」点に、想像力が掻き立てられるのではないでしょうか。例年、小学校高学年から中学生の作品に躍動感を感じますが、今回は一般からの作品にも力作が多く、選考を大変楽しく進めることができました。毎年のように応募してくれている方もいて、皆さん取り上げるテーマや画法を変えるなど、進歩の跡が見え、とても嬉しく思います。

今森 光彦さん 写真家

今年は応募数が多く、見応えのある審査をさせていただきました。いつもより工夫が凝らされている作品が多くあり、画面の中にダイナミックな構図を取り入れたものや、遠近法を巧みに使ったものなど、どれも新鮮な表現でした。大変レベルの高い作品が多かったように感じます。また、養蜂家の表情をほのぼのと描いたものは、毎年見受けられます。やはり、ミツバチへの愛情がこもっている表れと言えますので、嬉しくなります。

結城 昌子さん アートディレクター

元気いっぱいのミツバチたちが審査会場を埋め尽くしました。コロナ禍から抜け出せた気分もあるせいか、華やいだ力強い作品が目につきます。作品のレベルも上がったと感じます。それは国内に限らず海外作品にも表れ、カンボジアから毎年沢山届く牧歌的な風景がバージョンアップされていたり、台湾や香港から届く作品の画材の質感と味わいが深味を増していたり…と発見と感動がありました。年々審査が難しくなる分、作品を見る喜びも高まります。

別府 薫さん 朝日学生新聞社 デジタル編集長

2万点を超える応募数ということもあり、例年以上に作品がバラエティーに富んでいると感じました。切り絵、貼り絵やラインストーンをあしらった作品もあり、同じテーマでも表現方法は千差万別なのだなと驚かされました。特に、小学生の作品では色彩の豊かさ、描写の細やかさ、テーマのメッセージ性に優れている作品が多かったと思います。また、海外からの応募が作品数、国数ともに多く、それぞれのお国柄をうかがわせる作風を楽しく拝見しました。

山田 英生 株式会社 山田養蜂場 代表取締役社長

今年は、昨年を大きく上回る2万点以上の作品のご応募をいただき、主催者として、とても嬉しく思っております。海外からもたくさんご応募いただき、11の国と地域から、意欲的な作品が届きました。作品のレベルも年々上がってきており、その素晴らしさにとにかく圧倒されっぱなしでした。絵に込められた想いや願いを強く感じることができ、審査員一同、大興奮の楽しい時間を過ごすことができました。ありがとうございました。

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