講評

審査委員長 佐々木 正己さん 玉川大学名誉教授

当コンクールはコロナの中でも休むことなく、今年でなんと10回目を迎えました。400点以上の海外からの応募を含め、今年集まった作品は20,000点近くになります。応募される皆さんの絵に取り組む熱意と、ミツバチの素晴らしい世界が呼応しあって、初めて実現できた奇跡だと感じています。2歳から90歳まで、中には10回、一度も欠かさず応募いただき、ついに大賞をとられた方もおられます。絵のレベルが高く、審査も楽しく、充実した時間となりました。

今森 光彦さん 写真家

ミツバチは、蜂蜜を通して身近な存在であり、みんなに愛されている生きものだなとつくづく思います。今回の審査では、昨年以上に表現の幅が広がっているように感じました。ミツバチの生態を良く観察した作品や、養蜂家の姿をとらえたもの、また、デザイン的にデフォルメしたものなど様々でした。どれも力作ばかりでしたので、楽しい審査となりました。次回も、生き生きとしたミツバチの絵を期待しています。

結城 昌子さん アートディレクター

10年を迎えたコンクール、何度も挑戦してくれる人が増えてきました。「今年こそは!」と力がこもった意欲的な作品も並び、改めて心が引き締まる思いがしました。また、様々なアプローチにも驚かされます。ミツバチそのものをじっくりと見つめた作品、ミツバチの生態を表現した作品、ミツバチと自然を描いた作品、ミツバチと人との関わりに注目した作品。そして、引っ掻いたりこすったりの多様な手法。楽しくも悩ましい審査でした。

別府 薫さん 朝日学生新聞社 デジタル編集長

思わず深呼吸したくなるような緑豊かな風景を描いた作品や、大胆な色使いやタッチに個性が光る作品。拝見したどの作品にも、それぞれの味わいや良さ、ミツバチとそのまわりに広がる世界が、本当に魅力的に描かれていました。日本からだけでなく、世界各国からの参加も年々増えていて、描き方や表現方法が多様になっていることを嬉しく思います。作者はどんな人なのかな、どんな思いで描いたのだろうと想像をめぐらせながら、楽しく審査させてもらいました。

山田 英生 株式会社 山田養蜂場 代表取締役社長

今年も国内外から多くの作品をご応募いただいており、大変嬉しく思います。
応募作品は、繊細なタッチで描かれたもの、大胆な表現のものなど、それぞれが素晴らしく、楽しく審査をいたしました。特に、子どもたちの豊かな発想力で描かれた作品には、審査員一同が大きなパワーを貰いました。 10回目の節目を迎え、当コンクールに賛同してくださる多くの方々に支えられていることに、改めて感謝申し上げます。

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