講評

審査委員長 佐々木 正己さん 玉川大学名誉教授

コロナの影響によって家で過ごさねばならない時間が多かったことや、絵画教室からの複数応募があるかもしれませんが、それにしても応募者数がすごいです! ミツバチが本来もっている底知れぬ魅力や世界の食糧生産に果たす貢献度の大きさが、この奇跡を生んでいるのではないでしょうか。リピーターも多く、賞を意識していると思わせる作品もあり、絵のレベルは高く、選考作業がとても楽しく、充実した時間でした。

今森 光彦さん 写真家

ミツバチを実際に観察してつくられたと思われる作品や、人の繊細な表情が生き生きと描かれているものもあり、人と自然の関わりを意識した表現がみられたことが良かったと思います。全体的には、小さな命への愛情に満ちた作品がたいへん多くみられたことを嬉しく思います。幼児から一般まで実にすばらしい絵が集まり、たいへん充実した審査をやらせていただきました。

結城 昌子さん アートディレクター

一枚の絵を完成させるということは、実は心が穏やかであることが欠かせません。心が落ち着いているから出来るのか、描くことで穏やかになるのかは人それぞれですが、どの作品からもミツバチを通して、晴れやかな生命への賛歌が伝わってくるようでした。そんな作品をじっくり見させていただくひとときが、かけがえのない幸せなのだと実感しました。

別府 薫さん 朝日学生新聞社 デジタル編集長

日本各地、世界各国から集まった作品の数々から、ふるさとの自然や風土への愛着が伝わり、さながら小旅行をしているような気持ちになりました。またSDGs(持続可能な開発目標)を念頭に、自然との共存を表現した作品が増えていると感じました。ステイホーム期間に、時間をかけてじっくり向き合ったのだろうなと感じさせる、すばらしい出来栄えの作品の数々に、選ぶのが本当に難しかったです。

山田 英生 株式会社 山田養蜂場 代表取締役社長

当コンクールでは応募数が昨年の120%を超えました。多くの方々が、地道に続けてきた活動の趣旨に賛同してくださったということで、非常に嬉しく思います。自粛期間中に、自宅で時間をかけて制作された力作ばかりで、評価をするのがとても大変でした。海外からの応募についても、今年も多くのご応募をいただくことができて、大変嬉しかったです。

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