講評

審査委員長 佐々木 正己さん 玉川大学名誉教授

ハチミツを通して馴染み深いこと以外に、花とミツバチの共生、巣箱の中での社会生活の不思議、私たちの食糧生産への多大な貢献・・・。こうしたミツバチワールドの広がりが、多様な視点から捉えることを可能にし、絵心を誘うのでしょう。また視点に「暖かさ」を感じさせる作品が多いことも特徴だと思います。

今森 光彦さん 写真家

とても充実した審査をさせていただきました。ミツバチは小さな昆虫なのにどうしてこんなにも人々を魅了するのでしょうか。年齢によってそれらの愛情表現が変化するのもとても興味深いです。今回はクラフト作品や切り絵など、従来の絵画にとらわれない作品が見られ、自由な表現が多かった印象を受けました。

結城 昌子さん アートディレクター

良い作品に共通しているのは、見る人に小さな物語を語りかける力を備えていることだと感じます。「私の町ではね」「近所でみつけたミツバチはね」など。それぞれの物語は上手とか下手とかの評価を吹き飛ばしてしまいます。物語に耳を傾けるこのひとときは、もしかしたら途方もなく幸せな時間なのかもしれないと感動しました。

別府 薫さん 朝日学生新聞社 編集長

皆さんの作品から伝わる思いに圧倒されました。ミツバチやその先に広がる自然への温かいまなざし、共生への願い。未来の社会がどうあるべきかを考えさせてくれる、たくさんの作品と出会うことができました。構図や視点に工夫をこらした作品が多く、感心すると同時に、ミツバチの生態の不思議さや魅力に目覚めてしまいました。

山田 英生 株式会社 山田養蜂場 代表取締役社長

皆さんがこんなにも多様な想像力を働かせて、ミツバチと自然や人との世界を表現されるのには、毎年驚かされます。このコンクールの魅力は、すべての年代の方々が、世界中から自由に参加できるところです。これからも、「ミツバチ」から学べる大切なことを世界中の皆さんの一枚の絵に託して、多くの方々に発信してまいります。

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