講評

審査委員長 佐々木 正己さん 玉川大学名誉教授

全ての都道府県から計2万点を超える応募がありました。当コンクールは今年で4回目を迎えますが、今回もすごい数の皆さんが応募してくださったことになります。嬉しい限りです。個人的には小、中学生の作品がすごく力強くて好きですが、年少さんの見た、純な世界にもおおいに心動かされます。想像の世界や、写真を見て描いておられるのかな、と思う作品も見受けられますが、そうであっても一度はぜひ野に出て、実物のミツバチを観察してほしいと思います。

今森 光彦さん 写真家

幼児、小学生、高校生、大人へと年齢を重ねるに従って、生きものの表現が変化することに、いつも驚かされます。とくに、幼児や小学生は、初めて出会う不思議な生命への感動が素直に描かれていて、とても力強い作品が見られました。海外からも数多くの作品が届けられましたが、それぞれ色彩やフォルムにお国柄があらわれて、とても好感がもてました。美しい里山を散歩したような気持ちになりました。ありがとうございました。

結城 昌子さん アートディレクター・エッセイスト

全国から、そして世界各地から寄せられた作品が並ぶ審査会場に足を踏み入れた途端、「ミツバチはこんなにも愛される存在だったのだ」と胸が熱くなりました。多様な手法とアプローチ。コンクールは4回目を迎え、ますます豊かな広がりを見せていました。なかでも幼児の一枚一枚からは、描く意気込みと楽しさが伝わってきました。どんな子どもたちがどんな気持ちで、その小さな手を動かしたのかを想像しながら審査を続けるうちに、元気をもらっている自分に気づきます。

脇阪 嘉明さん 朝日学生新聞社 代表取締役社長

この夏も、わずかながらミツバチを見つけました。このコンクールが始まってから、ミツバチが気になり、きょろきょろしているからでしょうか。みなさんの作品を見て、みんながしっかり観察していることを改めて感じました。魚眼レンズで見たような構図や俯瞰したような構図。養蜂家から見たようなものもあり、未来を描いたものもありました。たくさんの応募に感謝しています。

山田 英生 株式会社 山田養蜂場 代表取締役社長

学校で芸術系教科の授業時間数が減っている傾向からか、子供たちの応募数が少し減ったのは、非常に残念な事です。しかし、子供たちからは例年の作品に負けない、素晴らしい作品が15,000点以上も寄せられました。全体でも21,000作品を超える応募があったのは、当コンクールが人々に確実に認知されてきたことの表れで喜ばしいことです。海外15ヶ国の作品を含む国内外の多くの皆さんが描いたミツバチとその仲間たちの絵を見せてもらい、とても温かい気持ちになりました。

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