講評

審査委員長 佐々木 正己さん 玉川大学名誉教授

当コンクールは3回目を迎え、今年も全国から2万5千点以上の応募がありました。海外の応募国も広がりをみせています。力作揃いの中から受賞作を選ばせていただくのは、作風が違う場合は悩ましいこともありますが、審査員一同、毎年とても楽しみになっています。ひとつ気になったのは、写真を見て描いているのではないか、と思われる絵があることです。ぜひ自然の中で、実物のミツバチを、自分の眼で、心で観察してほしいと思います。

今森 光彦さん 写真家

昨年同様、数多くの力作を拝見致しました。全体的に、テーマも的を絞ったものがあり、表現の幅が広がったという印象をうけました。ミツバチの巣の中をテーマにした作品は、養蜂を経験しないと描けないので、その努力と探究心に感服します。メルヘン調にデフォルメした作品には、豊かな色使いがみられて、審査員を驚かせていました。拝見していて、刺激を受けるものが数多くあり、とても楽しい時間を過ごさせていただきました。

結城 昌子さん アートディレクター・エッセイスト

3年目を迎え、ますます多彩な作品が多く寄せられ選考は難航しました。技法も、水彩や版画などさまざまで、意欲的な作品一枚一枚に目を見張りました。ミツバチの精緻な表現をはじめとして、風景としての作品、抽象化やデザイン化された作品などアプローチの多様さにも驚かされました。ただ、サイズがもう少し大きかったら…と思う作品がいくつかありました。これからもミツバチへの愛にあふれた作品を楽しみにしています。

脇阪 嘉明さん 朝日学生新聞社 代表取締役社長

今年もたくさんのミツバチの絵を描いていただき、大変ありがとうございます。子どもたちのミツバチを見る目の優しさ、観察力の素晴らしさに、改めて感動しました。審査はいつも苦労します。一つ一つの作品に、それぞれの良さがあり、海外の作品にはお国柄が表れています。そんなに見ることができないミツバチをきちんととらえ、表現力豊かに描いた作品に敬意を表します。ミツバチがたくさん育つ豊かな国であり続けることを願っています。

山田 英生 株式会社 山田養蜂場 代表取締役社長

特に低年齢の子供の作品がとても良かったことに驚き、大変に感動いたしました。
皆さんの発想が自由で、色彩が美しかったことにも胸を打たれました。
ミツバチとの物語が生み出す色々なシーンが描かれていて、子供の創造力と想像性にも感服しました。また、今回は、海外10カ国もの国々から、当コンクールに作品が寄せられました。このコンクールが、世界の人々の友好に微力ながら貢献できれば望外の喜びです。

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