ミツバチの童話と絵本のコンクール

まんまる おつきさま おねがいよーう

受賞藤原 紫穂 様(千葉県)

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どこからか、
「ずずずずずー ずずずずずー。」
と おとが ひびいてきて、
くものような かたまりが とんできました。
せいたかのっぽの きが いいました。
「ややや、おどろいた、ミツバチだよ。」
くものように あつまって、
ミツバチが ぐんぐんと そらを のぼっていきます。
そして、おつきさまの ところに
ちかづいていきました。

すると、ほそい ほそい おつきさまは、
ちいさな くちを
ストローのように とがらせて、
ミツバチから
みつを もらっています。
「ちゅうちゅう ちゅちゅちゅうー。」
つぎから つぎへ
「ちゅうちゅう ちゅちゅちゅうー。」

ほそい ほそい おつきさまは すこしずつ まあるくなり、
やがて はちみついろの
まんまるの おつきさまに なりました。
ほっぺたが おいしそうに ふくらんで、わらっています。
ダンスパーティーの かいじょうは
はちみついろの ひかりに つつまれました。
おどりは いっそう にぎやかに なっていきました。

すると、また だれかが さけびました。
「ケムリンさんに あいたいよーう。」
みんなも さそわれて、くちぐちに さけびます。
「ケムリンさんに あいたいよーう。」
でもね、この おねがいばかりは きいてあげられません。
「いるか、いないか わからない、これが わたしなの。」
ケムリンさんは つぶやきました。

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