ミツバチの童話と絵本のコンクール

ブンブンのひみつ

受賞豊川 遼馬 様(神奈川県)

「うわぁーーん。」
 ぼくは、おもいっきり泣いた。ぼくが、きらいなみつを、もってきたから。でも、そのなみだは、少しだけ。どんどんなみだが出てくるわけは、ぼくがちょっぴりみんなをだましていたのに、みんなが、心ぱいしてくれたから。
 チクチクチク。
 自分がわるいことをしたから、心が、自分の針でさしたみたい。ちょっといたい。
「本当にごめん。ごめんなさい。ぐあいがわるいわけではないんだ。実は、あまい物がきらいなの。ミツバチなのに。」
 みんなは、しんとした。少したって
「なんだそうだったのか。しらなくてごめんきっといろんなミツバチがいるんだよ。」
 ズズズの言葉にみんなうなずいた。
「ありがとう。」
 ぼくは、ゆうきをだして、レンゲのみつを、ペロリとなめた。やっぱり甘いのは、にがてだけど、心がポカポカした。
 きっとこれが友だちの味なんだ!!

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