ミツバチの絵本コンクール

ミツバチのポルと青い花

入選門歩 鸞 様(京都府)

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春のはじまり
ポルは、小さなミツバチ。春の光の中、仲間たちと元気に飛び回っています。ポルは花の蜜を集めながら、足に黄色い花粉をつけています。
「おいしい蜜を見つけたよ!」ポルは元気いっぱい。

A
ひときわ輝く青い花
ある日、ポルは野原の片隅で、ひときわ輝く青い花を見つけました。まるで空の色を映したような、美しい青い花。
「なんてきれいな花だろう!」
ポルはその花の蜜を吸い、体に花粉をつけて飛び立ちました。

B
花粉を運ぶポル
ポルは次の花へ飛び、また別の花へと飛びます。体についた花粉が、次の花へ運ばれていきました。
「これが、受粉ってことなのかな?」ポルは初めて、自分たちが花を助けていることに気づきました。

C
嵐がやってくる
次の日、空が暗くなり、冷たい風が吹き始めました。
「嵐がくる!」 
ポルは急いで巣へ戻りました。強い雨が降り、風が花を揺らしました。青い花も小さく震えています。

D
嵐のあと
やがて、嵐が過ぎ、ポルは再び青い花のもとへ飛びました。
しかし……青い花の花びらが散ってしまっています。
「もう蜜は吸えないの?」
ポルは悲しくなりました。

E
花の言葉
すると、青い花がそっと囁きました。
「ありがとう、ポル。あなたが花粉を運んでくれたおかげで、私は種を作ることができたの」
ポルはびっくりしました。

F
ちいさな種の旅
しばらくすると、青い花は小さな種を落としました。
風が吹き、種はふわりと飛んでいきます。雨が降ると、種は土の中に落ちました。
「これが、新しい命のはじまりなんだね!」
ポルはわくわくしました。

G
春の訪れ
冬が過ぎ、春がやってきました。ポルが飛んでいくと、野原のあちこちに青い花が咲いていました。
「見て! 青い花がたくさん!」
ポルの胸は喜びでいっぱいになりました。

H
つながる命
「花はただ咲いているだけじゃなくて、ちゃんと次の命をつなげているんだね。」
ポルは誇らしく思いました。自分たちミツバチも、その手助けをしていることがわかったのです。

I
ぼくらの未来へ
「もっとたくさんの花が咲くように、これからも花粉を運ぼう!」
ポルは新しい春の光の中を、元気よく飛んでいきました。

(おしまい)

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